アラスカ航空は2024年8月18日、ブレンデッドウィングボディ(BWB)機を開発しているアメリカのスタートアップ企業「ジェットゼロ(JetZero)」への出資を発表しました。
「ジェットゼロ」は、燃料消費を最大50%削減、CO2排出力を抑制することを目的に、空気抵抗を大幅に削減した翼胴一体型のブレンデッドウィングボディ機の研究開発を行なっており、初号機は2030年までの運航開始を目指しています。
今回のアラスカ航空の出資は、「シリーズA」ラウンドの一環として行われたもので、アラスカ航空は最初にこのプロジェクトに参加した航空会社となりました。出資は、アラスカ航空の投資部門である「アラスカ・スター・ベンチャーズ(Alaska Star Ventures:ASV)」を通じて行われ、将来的な航空機の注文オプションも含まれています。
ASVは、アラスカ航空が2040年までに「ネットゼロカーボン」を達成するという目標に向け、技術を選定し支援するとしています。