2024年8月31日付で航空連合(アライアンス)・スターアライアンスから脱退し、翌9月1日よりスカイチームへと移籍したスカンジナビア航空(SAS)。異例の創設時メンバーの脱退で話題となりました。アライアンスと聞くと、各社で運航されているアライアンス仕様の特別塗装も気になるところ。鞍替えしたSASのスターアライアンス塗装は、2024年12月現在、一体どうなっているのでしょうか。
<8月31日時点で3機運航、その後どうなった?>
SASのスターアライアンス塗装は、過去にエアバスA340-300型機やボーイング737-800型機などに施されており、A340-300については日本への飛来実績も多数ありました。これらの機体は2024年8月時点で全機が退役済み。
この時点でスターアライアンス塗装が施されていたのは、エアバスA319型機「機体記号:OY-KBP」「OY-KBR」「OY-KBT」の3機のみとなっていました。この3機の特別塗装は9月以降順次終了しており、垂直尾翼が黒く塗りつぶされ、胴体に描かれていた「STAR ALLIANCE」のロゴも消されている姿が確認されています。
エアバスA319「OY-KBR」
エアバスA319「OY-KBP」
エアバスA319「OY-KBT」
ちなみに、通常塗装の機首付近にはスターアライアンスのロゴマークがありましたが、こちらについては脱退前の2024年8月時点で一部の機材から剥がされていることが確認されています。
<スカイチーム塗装機は登場する?>
2024年12月現在、SASのスカイチーム塗装機は存在しません。通常塗装の機体については、かつてスターアライアンスのロゴがあった箇所について、一部の機体でスカイチームのロゴへの貼り替えが行われているようです。今後、スカイチーム仕様の特別塗装機がいつ登場するか、気になるところです。