MLB来日チャーター便を大胆予想!ドジャース&カブス、日本人選手5名が羽田へ

MLB来日チャーター便を大胆予想!ドジャース&カブス、日本人選手5名が羽田へ

ニュース画像 1枚目:ユナイテッド航空 ボーイング777-300ER型機
© United Airlines
ユナイテッド航空 ボーイング777-300ER型機

2025年3月18日(火)に東京ドームで、アメリカ・メジャーリーグ(MLB)の開幕戦として、ロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスの「MLB東京シリーズ」が開催されます。ご存知の通りロサンゼルス・ドジャースには、今季“二刀流”復活が予想される大谷翔平選手(元ロサンゼルス・エンゼルス、北海道日本ハムファイターズ)や、昨季加入の山本由伸選手(元オリックス・バファローズ)、今年加入の佐々木朗希選手(元千葉ロッテマリーンズ)が所属。対するシカゴ・カブスにも、鈴木誠也選手(元広島東洋カープ)と今永昇太選手(元横浜DeNAベイスターズ)が所属し、前代未聞となる“5名”の日本人メジャーリーガーが日本で対戦します。

航空ファンとして気になるのは、選手コーチや関係者向けに運航されることが予想される「チャーター機」。旅行・航空関連のデータを提供するOAGと、Flightradar24の情報などから、来日に使用される「チャーター機」を予想してみます。

ニュース画像 1枚目:台湾桃園国際空港 2022年6月25日撮影 N322SG ボーイング747-481 アトラス航空
© FlyTeam Connyさん
台湾桃園国際空港 2022年6月25日撮影 N322SG ボーイング747-481 アトラス航空

両チームともにアリゾナ州でキャンプ・オープン戦を行っており、最寄りのフェニックス・スカイハーバー国際空港から日本までやってくると予想。また、MLB開幕戦や先立って行われる読売ジャイアンツ、阪神タイガースとのプレシーズンゲームが東京ドームで行われることから、東京の玄関口である羽田空港または成田空港に到着すると予想できます。

このことからOAGやFlightradar24を確認すると、以下の便が設定されていることがわかります。あくまでも“予定”が設定されているのみで、「チャーター便」という特性上、日程を含めたスケジュールは大きく変更される可能性があります。

■ UA3786便 フェニックス 17:45 > 東京(羽田) 22:45+1 (3月11日)
■ 5Y8013便 フェニックス 10:55 > 東京(羽田) 15:00+1 (3月12日)

3月11日現地発ユナイテッド航空(UA3736便)は、ボーイング777-300ER型機「機体記号:N2332U」で運航されることが確認できますが、12日現地発アトラス航空(5Y8013便)は「74F」と、ボーイング747-400F型機(貨物型)の表示になっており、まだ未確定であることがわかります。選手個人や球団単位でスポンサーを務める、日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)がチャーター便を運航する可能性もあり、今後の機材運用を注視する必要があります。また、チャーター便の撮影や空港での出迎えは、一般利用者の迷惑にならないよう、注意して行動しましょう。

なお昨年は「MLBソウルシリーズ」として、大谷翔平選手と山本由伸が所属するロサンゼルス・ドジャースと、ダルビッシュ有選手と松井裕樹選手が所属するサンディエゴ・パドレスの開幕戦が韓国・ソウルで行われました。その際は両チーム共に、アトラス航空の旅客型ジャンボであるボーイング747-400型機「N263SG (パドレス乗機) & N322SG (ドジャース乗機)」が使用されました。パドレス搭乗機「N263SG」は、1999年から2007年まで全日本空輸(ANA)で運航していた「JA404A」で、ドジャース搭乗機「N322SG」は、2000年から2007年まで同じくANAで「JA405A」として運航されていた機体。いずれも日本との縁を感じさせるものでした。両機とも、当時としては革新的な機内にバーカウンターやビジネスコーナーを備えた“シカゴスタイル”特別仕様として、成田/シカゴ線など長距離国際線で活躍し、退役前の数年間は主に国内線で活躍。その後、1年間ほどオアシス香港航空で活躍した後、アトラス航空に活躍の場を移していました。

ニュース画像 2枚目:「N263SG (元JA404A)」「N322SG (元JA405A)」 現在の機内仕様(シートマップ)
© Atlas Air
「N263SG (元JA404A)」「N322SG (元JA405A)」 現在の機内仕様(シートマップ)

アトラス航空の747-400の機内は、ファーストクラス10席、シェルフラットシートを備えたビジネスクラス143席、エコノミークラス36席、計189席で機内Wi-Fiも完備した豪華仕様。2023年3月の「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で、準々決勝を勝ち抜いた野球キューバ代表が羽田/マイアミ間で使用したほか、プレミアリーグ(イングランド)「マンチェスター・シティ」の7月に行われたアジアツアーでも成田空港に飛来しています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く