ATRは、台湾のユニー航空が次世代ターボプロップ機「ATR 72-600」を19機確定発注したと発表しました。さらに3機分の購入権も契約に含まれています。
ユニー航空はエバー航空のグループ会社で、2011年にもATR 72-600を10機発注しています。今回の発注は、現在運航している14機のATR 72-600を更新・増強する目的で、2027年から2032年にかけて順次納入される予定です。
新しい機材には新型のPW127XTエンジンが採用されており、現行エンジンに比べ燃費効率が3%向上、メンテナンスコストは20%削減されるとしています。また、最新のキャビンデザインや新型の空調システムも搭載されており、運航効率と乗客の快適性が向上します。これらの機材は主に台湾国内線で運航され、金門や澎湖、馬祖といった離島を含む11都市を結ぶ路線で活躍する見込みです。