ATR、燃費向上・メンテナンスコスト抑えた新エンジン搭載のATR 72受注

ATR、燃費向上・メンテナンスコスト抑えた新エンジン搭載のATR 72受注

ニュース画像 1枚目:エア・コルシカのATR機
© ATR
エア・コルシカのATR機

ターボプロップ機メーカーのATRは2021年11月15日(月)、エア・コルシカからATR-72-600型を5機受注しました。この受注は、プラット・アンド・ホイットニー・カナダのPW127XTエンジンのローンチカスタマーとなります。納入開始は2022年11月を予定しています。

エア・コルシカはATR-42にPW127E、ATR-72にPW127Fを搭載、運航しています。新たに搭載するPW127XTエンジンは、現行エンジンから燃費効率3%向上し、エンジンのメンテナンスコストは20%削減が見込まれています。特に、エンジンのオーバーホールは2万時間で、ライフサイクル全体での削減につながります。さらに、2025年までに100%持続可能な航空燃料(SAF)互換性のあるエンジン搭載というATRの目標にも沿うエンジンです。

エア・コルシカの本拠地、コルシカ島はスカンドラ自然保護区が所在しています。このため、保有機の更新では環境への影響を考慮した選定が進められました。新エンジン搭載機は、燃料消費量が少なく、二酸化炭素排出量の少ない機材と、環境に優しい機材で、保有機材の近代化を進めます。

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