成田空港は2012年10月19日、千葉港頭石油ターミナル3号桟橋付近とその前面の海域で海上での航空燃料漏洩事故を想定し、海上防災訓練を実施します。成田空港で使用する航空燃料は、千葉港頭石油ターミナル桟橋から荷揚げ用の接続管、ローディングアームを使い揚油。その後、パイプラインで成田空港まで輸送しています。
今回の訓練は、毎月のパイプライン保安規程に基づく自衛消防訓練に加え、年2回実施している総合訓練。時間は午後2時から午後3時30分までの予定です。
参加機関は成田空港をはじめ、千葉海上保安部、千葉市消防局など12機関から約110名、船艇9隻、消防車7台を予定。地震でローディングアームが破損、航空燃料約100リットルが海上に流出、着桟中のタンカー甲板から火災が発生したという想定で訓練を行います。初期対応、消防隊出動、流失油拡散防止、救護活動、陸上の消防車と海上の消防艇からの合同放水で火災を鎮圧する訓練となります。