ホーカー・ビーチクラフト、中国企業への身売り撤回 ホーカーは売却検討

ホーカー・ビーチクラフト、中国企業への身売り撤回 ホーカーは売却検討

ホーカー・ビーチクラフトは2012年10月18日、連邦破産法11条(チャプター・イレブン)から脱却する意向を発表しました。また、チャプター・イレブン申請後に発表された中国の北京卓越航空への身売りも条件が合意できず破談になったとしています。ホーカー・ビーチクラフトは売却について合意できなかったことは残念としつつ、出資者の債権放棄など財務面での手は打ったとしています。

チャプター・イレブンの脱却で、社名は「ホーカー・ビーチクラフト」から「ビーチクラフト・コーポレーション」へと変更。利益率の高いターボプロップ機、ピストン機、AT-6ライトアタック機などの訓練/アタック機に特化するビジネスプランを遂行するとしています。

このため、ホーカー生産ラインの売却、一部売却などの可能性を探るとしており、売却が合意できない場合は事業撤退もありうるとしています。現段階でははっきりとしない部分もありますが、航空自衛隊のU-125AやT-400、陸上自衛隊のLR-2への影響は中国企業への買収回避も、引き続き影響が出ないか懸念されます。

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