フィンエアー、A350XWBの導入前に追加コスト削減で体質強化

フィンエアー、A350XWBの導入前に追加コスト削減で体質強化

フィンエアーはA350XWBのローンチカスタマーですが、その機材を受領するにあたり、財務状況を改善するプログラムを新たに着手すると発表しました。

フィンエアーはMD好きの航空会社として知られていましたが現在、そのMDは退役済み。2013年と2014年にはレジャー路線で利用する757、4機を退役させるため、新たにA321、5機を導入。2015年にはA350XWBを受領し、アジア路線強化のために使う予定で、確定発注11機、オプション4機の導入を進めます。

こうした投資を前に、現在は1億4000万ユーロのコスト削減プランに着手。これにより2012年は黒字になる見込みと発表。さらに財務体質を強固にするため、新たに6000万ユーロのコスト削減を2014年までに実施。A350XWBを迎え入れるとしています。

新たなコスト削減は燃油高、競争激化による環境に耐えられるようにするため。詳しいプランは今後、発表していくとしています。

ちなみにフィンエアーのA350の発注は2006年3月。その当時の発表では2012年にエアバスがデリバリーする予定でした。

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