航空会社の付帯収入は361億ドル 2011年から11%増の見込み

航空会社の付帯収入は361億ドル 2011年から11%増の見込み

アメリカのコンサルタント会社IdeaWorksCompanyと、航空券の予約機能などを提供するアマデウス・ワールドワイドがまとめた資料によると、2012年の航空会社の付帯収入は全世界で361億ドルにのぼる見通しを示しました。2011年の325億ドルから11%増加する見通しです。

付帯収入に大きく依存する会社は、格安航空会社(LCC)です。中でも特に付帯収入の売上が大きい会社はエアアジア、アレジアント・エア、イージージェット、スピリット航空。これらの会社は運航による収入と比べると19.7%、ほぼ2割ちかい売上を付帯収入から得ています。ただ、2011年の19.8%と比べると、付帯収入が伸び悩んでいるようです。また、ジェットブルー航空、サウスウェスト航空、ゴル航空、ノルウェー・エアシャトル(ノルウェージャン)といったLCCはおおよそ7.2%で、2011年の6.5%から収入が伸びています。

一方、大手航空会社は2.9%に留まっています。その付帯収入もLCCと異なり、重量規程の超過荷物やマイレージプログラムでの収入など。ただし、アラスカ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空などアメリカ系の航空会社は10.1%と他の大手航空会社と比べて抜きん出ているようです。

IdeaWorksCompanyとアマデウスは2011年の航空会社の付帯収入を発表していますが、これは50社の調査で今回は176社の調査。付帯収入は航空会社のホテル予約、マイレージプログラムで提携企業のセールス、搭乗客への追加料金の全てが含まれた金額です。

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