陸上自衛隊が開発中のUH-X、白紙に 官製談合事件

陸上自衛隊が開発中のUH-X、白紙に 官製談合事件

防衛省は陸上自衛隊が進めているUH-Xの開発計画を白紙とし、後継機については改めて検討することに決めた模様です。NHKが2013年1月11日に報じています。

UH-Xは現用のUH-1Jの後継となる汎用ヘリコプターで、一昨年末に川崎重工案が採用され開発作業が始まっていました。しかし、開発メーカ選定の過程で、川崎重工案が採用されるよう陸自幹部2名が工作し、昨年12月20日に官製談合防止法違反の疑いで略式起訴されていました。

防衛省はUH-1J後継機に関して、新たに開発メーカーを選定し直すか、海外から輸入するか、改めて検討します。島嶼防衛や災害派遣など、陸自航空で最も重要な案件だけに成り行きが注目されます。

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