アメリカ運輸省(DOT)のトップ、レイモンド・ラフッド長官が航空関連業界のトップたちを集めた講演で、運航を停止している787について、アメリカ連邦航空局(FAA)とボーイングが日本航空(JAL)のJA829Jがボストンでの火災を受けて共同で調査を開始する際と同様、「ボーイングが安全な航空機を製造する能力に確信を持っている」と語り、現状を打開できるとしました。
FAAとボーイングの共同調査の後に、全日空(ANA)のJA804Aの緊急着陸が発生し、FAAが耐空性改善命令を発出し、リチウムイオンバッテリーの安全性を確認するまでは飛行しないよう勧告。これを受けても引き続き、787を含むアメリカの航空業界の安全性の高さを強調。ラフッド長官はまた、「DOTはボーイングと共に、できるだけ早く飛行が再開されるよう解決策を見いだす」ともコメントしています。
同じ席上でFAAのマイケル・フエルタ長官はFAAは高い安全基準を確立するため、最先端の技術であっても必要な専門知識を備え、その基準を確立しているとして、型式証明の過程についても自信を示すコメントをしました。