防衛省統合幕僚監部は2013年1月24日、平成24年度3四半期(2012年4月1日〜12月31日)の緊急発進回数を発表しました。緊急発進回数は349回で、前年度同期より14回増加しています。対象の割合は推定を含めてロシア機が約52%、中国機が約46%、その他が2%でした。
方面隊別では北部航空方面隊が100回、中部航空方面隊が49回、西部航空方面隊が34回、南西航空混成団が166回で、前年同期と比べ、中部、西部、南西が増加し、北部が減少しています。
特徴としてロシア機に対する緊急発進回数が180回と前年同期の5回増であるのに対して、中国機は160回と昨年同期の143回より17回増加し、3四半期だけでも91回と突出して増加しています。中国機に対する緊急発進が2009年度1年で38回でしたから、ここ数年で急激に増加していることが分かります。尖閣問題が影響していると見られます。
詳しい数字や飛行パターンなどは、統合幕僚監部ウェブサイトのPDFファイルを参照ください。