アメリカ海軍は、2013年2月8日に予定していた原子力空母USSハリーS.トルーマン(CVN-75)を中心とする空母打撃群の出港を、延期すると2月6日に発表しました。
トルーマンは2010年12月に、前回の航海からバージニア州ノーフォーク軍港に帰港し、2011年3月から16ヶ月間におよぶドック入りしての改修工事(docking planned incremental availability)を実施しました。工事完了後X-47B無人機の試験や訓練を行い、今年1月からは空母航空団と航海へ向けた訓練を行っていました。
トルーマン打撃群は第3空母航空団(CVW-3)と、ドイツ海軍のフリゲート艦ハンブルグ、ミサイル巡洋艦USSゲティスバーグなど第1混成駆逐隊で構成され、大西洋、地中海、中東方面への航海を予定していました。延期の原因は予算の不確実性に直面しているためです。
アメリカ海軍は原子力空母を10隻保有していますが、現在作戦航海中なのはUSSジョンC.ステニス1隻のみです。