川崎重工、海上自衛隊P-1固定翼哨戒機 量産初号機を納入

川崎重工、海上自衛隊P-1固定翼哨戒機 量産初号機を納入

川崎重工は2013年3月26日、岐阜工場で海上自衛隊向けP-1固定翼哨戒機の量産初号機を防衛省に納入したと発表しました。防衛省・自衛隊では2012年度中となる2013年3月31日までに神奈川県の厚木基地へ配備することを発表しています。

P-1は海上自衛隊のP-3Cの後継機で2001年度から開発が進められてきた航空機。耐電磁干渉性に優れた実用機世界初のFBL(Fly By Light)システム、探知能力を向上した新規開発の音響システム、レーダー・システムを採用。新たに開発した国産エンジンを搭載し、P-3Cを上回る速度、航続距離を実現しました。

この機材は防衛省が進める次期輸送機XC-2と共に、2001年度から2機種同時開発が進められ、試作1号機XP-1で2007年9月に初飛行、2008年には1号機と2号機の試作機が防衛省に納入され、2013年3月に開発が完了しました。

川崎重工では今後、2号機以降も順次、納入を予定しています。

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