オーストリア航空グループ、737の退役完了 中距離機材はA320ファミリーに統一

オーストリア航空グループ、737の退役完了 中距離機材はA320ファミリーに統一

オーストリア航空、運航会社としてはチロリアン・エアウェイズで、保有する737の退役を終えたと発表しました。最後の機体は機体記号(レジ)「OE-LNK」で、オーストリア航空のグループ会社のラウダ航空の塗装の機体です。

オーストリア航空は機材更新と統一を進めており、737の11機をA320の7機に置き換えています。また、チロリアン・エアウェイズではA320を29機体制としています。またラウダ航空は2012年にオーストリア航空に統合し、グループ再編も進めています。この機材統合により、およそ1700万ユーロ、約20億円を削減できるとしています。オーストリア航空は中距離路線の機材をA320で統一し、効率的な運航を目指します。

オーストリア航空から退役した737は、1機目が機体記号(レジ)「OE-ILE」の737-200で、1985年に導入したもの。このクラシック737シリーズは、オーストリア航空グループでは2004年に737-400がラウダ航空から退役。最後の737となった「OE-LNK」は737-800のウィングレット装着機です。

なお、これにより、オーストリア航空の機材は現在74機となっています。

<オーストリア航空グループ機材数>
・長距離路線
777:4機
767:6機
・中距離(A320シリーズ)
A321:6機
A320:16機
A319:7機
・短距離・リージョナル機
Fokker 100:14機
Fokker 70:9機
Dash 8-400:12機

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