アメリカ空軍は2013年5月1日、X-51Aウェーブライダーの最終試験を行い、マッハ5.1を記録したと発表しました。
X-51Aはカリフォルニア州エドワーズ空軍基地からB-52Hに吊り下げられて離陸し、約5万フィートでリリースされました。固体ロケット・ブースターでマッハ4.8まで加速し、その後スクラムジェットに点化して高度6万フィート、速度マッハ5.1に達しました。
6分間以上、230海里(約426キロ)と、空気を吸入するジェットエンジンを使用しての極超音速飛行では最長の飛行でした。
X-51Aはスクラムジェット推進の極超音速実験機で、水素燃料ではなく入手が容易な炭化水素燃料を使用しているのが特徴です。アメリカ空軍では高速ミサイルに応用する技術として開発を継続します。