海外旅行保険を取扱うジェイアイ傷害火災保険は2012年の海外旅行保険事故データを公表しました。このうち2012年度は海外旅行での事故発生率は3.9%、26人に1人に発生している確率でした。
補償した内訳では治療・救援者費用が最も多く45.7%、次いでスーツケースやカメラなど携行品損害が36.7%、航空機の遅延や欠航、航空会社に預けた手荷物が現地に届かないといった旅行事故緊急費用が14.7%でした。
また、特に海外での想定外の事態で、最大限の対応を行う為にチャーター機を利用した医療活動の際には無制限の補償を行う場合が安心。4100万円以上の保険金が支払われた事例では、カッパドキアの土産物店階段で転倒し、頸椎骨折・脊髄損傷の診断で42日間入院と手術が行われましたが、医師と看護師が付き添いチャーター機で医療搬送し、家族が駆けつけるといったことで多くの保険金が必要となりました。
このほか、チャーター機やヘリコプターを使った救急・救命活動が行われると必然的に金額も高額になります。なお、旅行事故緊急費用は航空機の遅延や欠航、受託手荷物が現地に届かないロストバゲージなど、予期せぬ偶然な事故で負担を余儀なくされた交通費、宿泊費、食事代などが保険でカバーされます。