IHIは2013年7月9日、発電用ガスタービン「LM6000」の累計整備台数100台を達成したと発表しました。「LM6000」はGEが開発し、A300-600や767シリーズ、747-300、747-400、MD-11などに採用されている航空機用ジェットエンジン「CF6-80C2」をマザーエンジンとする出力4万キロワットの航空転用型ガスタービン。
IHIが100台目の整備を手がけたガスタービンは、「LM6000PD」と呼ばれるDLE燃焼器(DLE:Dry Low Emission)を搭載した低Nox型ガスタービンで、日本国内で運用されているそう。
IHIはGEから「LM6000」整備工場認定を受け、2006年から自社整備を手がけています。これまでに多くの航空機用ジェットエンジン整備を行い、その豊富な実績、経験により高い整備品質、技術があるとしています。IHIはガスタービンの整備を日本国内で、呉第2工場と東京都西多摩郡の瑞穂工場、海外はタイとアメリカ・ワイオミング州、オーストラリア・パースの3拠点で実施しています。