エアバスは2013年7月15日、A350 XWBの製造番号「MSN1」が6月14日の初飛行から合計92時間のテストフライトを行ったと発表しました。飛行可能領域(フライトエンベロープ)や主要システムのチェックなどを実施しています。
約1ヶ月のテストフライトで、10人のエアバスのテストパイロットが搭乗。エンジン、電気システム、ラムエア・タービン、ランディング・ギア、ブレーキ、燃料システム、客室与圧システムといった主要システムの調査、オートパイロット、自動着陸機能の予備評価をと飛行状態、操縦特性などをテストしました。
「MSN1」は今後、定例の整備を実施後、テストフライトの第2段階に入る準備を行います。この第2弾のテストフライトは8月に開始される予定で、その間に設計オフィスではこれまでのテストフライトの結果を分析します。
エアバスではA350 XWBのフライトテストに5機のA350 XWBをテストベットとして投入、約2,500時間のフライトテストを行います。