南海巨大地震を想定し広域医療搬送訓練 各地の空港も拠点に使用へ

南海巨大地震を想定し広域医療搬送訓練 各地の空港も拠点に使用へ

統合幕僚監部は2013年8月31日(土)に開催される平成25年度広域医療搬送訓練に、幕僚監部、陸上、海上、航空3自衛隊が参加すると発表しました。この訓練は南海トラフ巨大地震を想定し、愛知県、三重県、和歌山県を被災地とし、宮城、東京、石川、岐阜、大阪などが参加する広域医療搬送訓練。

広域搬送拠点臨時医療施設(SCU)として、名古屋空港のフジドリームエアラインズ格納庫と南紀白浜空港、参集拠点と域外搬送拠点として仙台空港、小松飛行場、東京国際空港、域外搬送拠点として航空自衛隊岐阜基地、八尾空港、長崎空港を使用。三重県沖には海上自衛隊輸送艦「しもきた」を停泊させ、三重県沖、伊勢志摩防災拠点などの周辺海・空域も使用します。

航空機を使用する訓練は、仙台空港から航空自衛隊C-1輸送機でDMAT9チームが名古屋空港へ向かい、負傷者を収容しDMAT2チームが同乗し羽田空港へ搬送。また、C-130輸送機に機動衛生ユニットを積載、負傷者を収容、DMAT1チームが仙台空港へ搬送。航空自衛隊岐阜基地へは、岐阜県ドクターヘリ、陸上自衛隊ヘリコプター、陸上自衛隊車両などで負傷者を搬送する訓練を実施します。

訓練には陸上自衛隊から5機、海上自衛隊から1機、航空自衛隊から5機が参加。使用機種はC-130、C-1輸送機、CH-47ヘリコプターなど。海上保安庁や宇宙航空研究開発機構(JAXA)、警察庁、消防庁などと各都道府県が参加します。

期日: 2013/08/31
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