航空局、首都圏空港の機能強化 オリンピック決定で検討開始へ

航空局、首都圏空港の機能強化 オリンピック決定で検討開始へ

国土交通省航空局は2020年のオリンピック開催地に東京が選ばれたことから、首都圏空港の機能強化、利便性向上について具体的な検討を開始すると発表しました。成田空港の2014年度中の30万回化、羽田空港は2013年度末に44.7万回、うち国際線9万回、合計74.4万回の発着回数となります。

発着容量が75万回を実現しても、ニューヨークの3空港で118万回、ロンドンでは110万回には及ばず、産業競争力の強化による経済効果、訪日外国人1,000万人達成後の2,000万人目標の実現、海外の成長力を国際線と国内線を組み合わせ日本国内へ波及させる取り組みに首都圏空港のさらなる機能強化が必要だとしています。

このため、2013年9月末には「交通政策審議会航空分科会基本政策部会」で今後の首都圏空港の需要予測、国際航空を巡る環境変化、首都圏空港の国際競争力を高めるために必要な能力・機能といった点から課題を整理、これを受けて2013年10月から2014年3月までに首都圏空港機能強化技術検討小委員会で技術的な選択肢の洗い出しを行います。

その後、具体策を自治体、航空会社などと合意形成、財源確保に向けて動き出すとしています。

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