エティハド、新「アライアンス」は順調 旧来のアライアンスよりメリット

エティハド、新「アライアンス」は順調 旧来のアライアンスよりメリット

エティハド航空のジェームズ・ホーガンCEOは2013年9月24日、航空各社への投資戦略が成功していることをドイツでアピールしました。エティハド航空は2013年上半期に2012年と比べると4倍の26万人が、投資した航空会社間でフライトしているとしています。

エティハド航空が保有する株式は、ジェット・エアウェイズは最終承認を待って24%、エア・セルビア(現JAT航空)が49%、ヴァージン・オーストラリアは10%を19.9%にまで引き上げ予定。このほか、エア・ベルリンの29%、エアセイシェルの40%、エア・リンガスの3%を保有しています。この6社で340地点、機材数は511機で、9100万人の旅客を輸送しています。

これまで「アライアンス」はネットワーク、相互の収入に焦点を充ててきましたが、資本による新しい「アライアンス」はこれに加え、コスト削減、調達部門と幅広くメリットを享受できるとしています。実際、エティハド航空はエア・ベルリンが発注している787をあわせ、共同で発注することで、機材調達のコスト削減に成功したとみられています。また、マイレージプログラムでも相互にメリットを提供するなど、利用者への特典も充実させているとしています。

なお、湾岸エリアでは2013年10月末にカタール航空がワンワールドに加盟することから、これを意識した発表とみられます。

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