国際民間航空機関(ICAO)の第38回総会で、環境保護への取り組みとして航空機排出ガスの削減策を2020年までに導入することで合意しました。ヨーロッパの考える排出規制は採用されず、2016年に予定されている第39回の総会でCO2の排出基準の確立します。また、排出量取引など仕組みづくりにICAOも継続的に取り組むとしています。
航空業界の各種団体が参加するATAGでは「歴史的な合意」と賞賛のコメントを出しています。また、ATAGはヨーロッパについて、これまで各国間で緊張を生み出す時期もあったが、この議論で「常にリードしてきた」と功績を讃えました。
2020年の削減策の導入に向けて、2016年の会議で技術的な議論が行われることから、今後は排出量取引など、世界各国、航空会社のコストにも関わる具体的な部分が詰められていきます。