西之島付近の新島は東京ドームの約3倍 海上保安庁みずなぎでの観測

西之島付近の新島は東京ドームの約3倍 海上保安庁みずなぎでの観測

海上保安庁は2013年12月25日、西之島付近の新島の火山活動について12月24日午後に羽田航空基地所属MA722のみずなぎ、DHC-8-300により観測を実施し、その状況を発表しました。この観測で、西之島付近の新島の溶岩流は西之島方向に大きく拡がり、およそ10メートルまで達しているとしており、近く西之島と新島が同一の島になる見通しです。

浸透の火口は山頂に加え、北北東に活発に活動している新たな火口が認められ、新たな火口は30秒に1回程度の間隔で灰白色の噴煙、高さ約50メートルまで吹きあげている状況です。

みずなぎに同乗して観測した東京工業大学火山流体研究センターの野上教授は「新島出現から1か月が経過しても活発な噴火活動が継続している。深部からのマグマ供給は相変わらず高いレートで継続していると考えられる」とコメントしています。

なお、新島の形状は12月24日の暫定値で、東西は約450メートル、南北約500メートル、面積は東京ドームの約3倍で、西之島の面積約0.2平方キロメートルの約0.8倍とほぼ同規模の大きさまで拡大しています。

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