BAEシステムズは、同社の先進精密破壊兵器システム(APKWS:Advanced Precision Kill Weapon System)レーザー誘導ロケットの、アパッチ・ヘリコプターからの発射試験が成功したと発表しました。
試験はBAEシステムズの主導で、アメリカ陸軍と行われました。APKWSレーザー誘導ロケットは、無誘導のロケット弾と大型の対戦車ミサイルとのギャップを埋めるものです。
12発のAPKWSロケット弾が固定翼機や回転翼機から発射されました。アパッチから発射したロケットは隣り合ったチューブから発射され、焦がされているにも関わらずレーザー・ポイントした地点から1インチ以内に着弾しました。
最近のアメリカ陸軍の試験では、高度300フィートから1,500フィートの間で150ノットのアパッチから5キロ離れた目標に8発のAPKWSロケット弾を発射しました。そしてAPKWSロケットは、アパッチの機体やソフトウェアに一切の変更を加えずに使用することができました。
APKWSロケット弾は他の精密兵器の1/3のコストだそうで、アパッチ・ユーザーの陸上自衛隊へも売り込みの意向があるようです。