国土交通省、ATR72-212Aの型式証明を交付 初のATR機

国土交通省、ATR72-212Aの型式証明を交付 初のATR機

国土交通省航空局は2013年10月28日付で、フランスの航空機メーカー、ATRからATR式72-212A型航空機の型式証明申請を認可しました。ATRは2013年3月11日付で申請しており、この型式証明により航空機1機ごとの耐空証明検査について、検査の一部が省略されます。

ATRの型式証明は日本ではこれが初めてで、福岡を拠点にするリンクが2014年春からこの機材を使い、航空運送事業を開始する計画です。就航当初は2機体制を予定しています。

ATR72-212Aは最大で74人乗り双発プロペラ機。プラット・アンド・ホイットニー・カナダのPW127Mエンジン2基、プロペラはハミルトン・サンドストランド568F-1を2基、最大離陸重量は22,000キロ、航続距離は1,530キロ、離陸滑走路長は1,330メートル。

なお、リンクはATR 72-600を導入する予定ですが、製造国政府のヨーロッパ航空局ではATR式72-212Aとして、ATR 72-600、ATR 72-500ともATRが使う販売用の機種名となっています。

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