海上自衛隊は、アメリカ海軍と共用する神奈川県の厚木基地で、地下壕から第二次大戦時の海軍戦闘機「月光」の右主翼部品を発見し、2013年12月17日に公開しました。産経ニュースなどが報じています。
発見されたのはB-29迎撃に使用された双発複座の夜間戦闘機「月光」の一部です。右主翼の前縁スラットとみられる部品で、ジュラルミン製の長さ2.4メートル、幅30センチから40センチのものです。
戦闘機の全体像を掴めるものではありませんが、基地内の広報資料館に展示されます。発見した地下壕はすでに埋め戻されたとのことです。
厚木基地には首都防空を担う海軍第302航空隊が配備され、終戦後「零戦」や「雷電」、「月光」などの戦闘機が大量に処分された歴史があります。