ボーイング、777Xの最終組立はエバレットで IAMが新協定に賛成

ボーイング、777Xの最終組立はエバレットで IAMが新協定に賛成

ボーイングは2014年1月3日、シアトルのエバレット工場で777Xの生産につながる労働契約締結について、国際機械技術者協会(IAM)が51%の賛成票を投じ、8年間の生産契約協定が締結されることになったことを受けて歓迎のコメントを発表しました。

シアトルのエバレット工場で最終組立が行われる777X

2013年11月に新たな契約についての投票が行われ、否決されていましたが、再度、内容を修正して投票が行われたもの。

契約締結への賛成票が多数を占めたことで、エバレット工場で777Xの最終組立、主翼製造が行われることとなります。また、これによりボーイングは11月の否決で777Xの生産について「全ての選択肢を検討する」とコメントを発表し、787を生産しているサウスカロライナ、787の主翼を生産している日本の三菱重工業も777Xでの主翼製造も検討されるとみられていましたが、いずれもエバレットで行われることになります。

ボーイングのレイ・コナー民間航空機部門CEOは「次世代777Xと主翼という誇らしい航空機をこのパジェット・サウンドで何千もの雇用を維持しながら、世界でも最先端の航空機を作り上げることができ、誇りに思います」とコメントしています。

777Xは2017年に製造開始、2020年に初号機を引き渡しする計画です。

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