B-1Bの墜落事故、主翼後退が燃料漏れの引き金

B-1Bの墜落事故、主翼後退が燃料漏れの引き金

アメリカ空軍は、2013年8月19日にモンタナ州ブローダス近くで起きたB-1Bランサー墜落事故の調査結果を、2014年1月6日に発表しました。

墜落したのはサウス・ダコタ州エルスワース空軍基地第28爆撃航空団(28BW)第34爆撃飛行隊(34BS)のB-1Bで、4名の乗員は無事脱出し地上の被害も牧草地が焼けたぐらいでした。3.177億ドル相当の機体を損失しました。

事故機は高度約2万フィートから1万フィートに降下し、主翼を前進位置から後退位置へ動かしました。調査結果によると、その際に左翼の可動隔壁が外れて燃料管を傷つけて燃料が漏れ、約7,000ポンドの燃料が左翼フェアリング内に貯まり、引火、爆発しました。

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