航空会社のウェブサイトで予約、検索に時間がかかると思っている方、試してみる価値のあるニュースが入ってきました!
全日空(ANA)のウェブサイト「ANA SKY WEB」がこのほど、大規模インフラ基盤をプライベートクラウドで構築され、従来のシステムと比べると空席照会機能の処理時間が約10分の1に短縮されたと発表されています。
実際に試してみると、確かに以前より速くなっている気がします。そこで、「成田/ロサンゼルス、出発10月1日、帰路10月10日、往復、大人1名」と同じ条件でアメリカ系4社、日本航空(JAL)でも検索すると、さらに速さを実感。アメリカ系4社、JALが検索処理中の間にANAサイトは1、2秒で検索結果が出てきました。
ANAのサイトが採用したシステムは、オラクルのインメモリ・データグリッド「Oracle Coherence」で、突発的な高負荷な状態でも柔軟に対応。空席照会機能は、ピーク時のトランザクションも安定的な性能を保つもの。伊藤忠テクノソリューションズ、日本ヒューレット・パッカードなどが手がけたそうです。
■ANAとJAL、アメリカ系航空会社のウェブサイト比較(「成田/ロサンゼルス、出発10月1日、帰路10月10日、往復、大人1名」、ANAが検索結果を出した時の状態)
全日空->表示
日本航空->「運賃と空席を検・・」リクエスト処理画面
アメリカン航空->「リクエストの処理中です」
デルタ航空->「旅程を検索しています」
コンチネンタル航空->「青画面」
ユナイテッド航空->「オンラインチェックインで時間を節約」