福岡空港、新国内線ターミナルは中央部に展望デッキ 導線も改善

福岡空港、新国内線ターミナルは中央部に展望デッキ 導線も改善

福岡空港ビルディングは、国内線旅客ターミナルビルの全面的な整備、改修を発表しました。1969年に第1ターミナルビルが開業して以来、現在までに第3ターミナルまで増築、拡張してきましたが、全面的な改修による利便性向上をはかったターミナルビルへ変わります。

工事は第1ターミナルビル、第2ターミナルビルの一部を撤去、第2ターミナルビルの撤去以外の部分と第3ターミナルビルの全面改修を行うもの。2015年4月から2019年3月までに実施、新たに地上5階、地下2階、別棟6階建てとします。

大きな変更点としては、福岡都心部から地下鉄でのアクセスが良いことを活かし、地下鉄フロアから航空会社カウンター階の1階、出発口2階へのエスカレーター、エレベーターを整備し、スムーズな移動を実現します。立体駐車場からターミナルビルへの連絡通路も設けられます。

また、ターミナルビルの再編で、出発と到着の機能を集約。航空会社カウンター、出発口、到着口を分かりやすく再配置します。出発機能を2階、到着導線を3階に完全に分離することで、セキュリティ強化に務めるほか、店舗配置を改善し、3割ほど増床し、より多様なニーズに対応できるようにします。

福岡空港 新展望デッキ

飛行機ファンをはじめ、福岡空港に離発着する多くの飛行機を楽しめる展望デッキや「空港公園」の展開も計画されています。搭乗で利用しない人たちに空港を身近に楽しんでもらうことが狙いで、ターミナルビル中央部の3階、4階に展望デッキ、集客施設を展開します。

福岡空港では平行誘導路の整備などが進められ、この事業と一体的に空港機能の
強化を進めています。

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