2020年にもプロトタイプ登場!?日本/欧州間が3時間未満の旅客機

2020年にもプロトタイプ登場!?日本/欧州間が3時間未満の旅客機

3時間で移動する、ということを考えると、新幹線ならば東京/大阪間が3時間弱。飛行機なら羽田/ソウル間、関西/上海間が約2時間30分。この時間で2050年は日本とヨーロッパが往復できることになりそうです。

エアバスの親会社EADSが未来の旅客機、二酸化炭素排出をゼロにする「ZEHST (ゼスト:Zero Emission Hypersonic Transportation)」をパリ・エアショーで公開。この旅客機はマッハ4でフライト。CG動画では東京出発が午後1時57分、ロンドンに午前7時50分(東京で午後4時50分)と3時間弱で日本/ヨーロッパ間を往復できてしまう「短い」フライトだ。

新しい体験は高度3万キロメートル以上を飛ぶ成層圏のフライトのため、これまでの機窓とちがい、青空や雲にかわって「宇宙」が体験できてしまうフライトになりそう。

コンコルドに外観は似ているもののやや横長で、マッハ4は約2倍の速度。また、二酸化炭素排出ゼロをうたうだけに燃料も気になるところ。離陸時には海藻や藻から作るバイオ燃料、成層圏での水平飛行は酸素と水素を燃料と、「地球にやさしい」燃料を使うという。

フィナンシャル・タイムズなどでは日本の企業との共同開発を進めていると報道。2020年にもプロトタイプができ、2050年に実現と伝えています。

■マッハ4で飛ぶ「ZHEST」
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