統合幕僚監部は2014年3月4日付でアデン湾に派遣している護衛艦「さみだれ」が遭難船への対応したと発表しました。現地3月2日午後、護衛活動開始までの間、待機していた護衛艦「さざなみ」搭載のSH-60ヘリが白い布を振っているダウ船の乗組員を発見。
これを受け、ゾーンディフェンスを実施中の護衛艦「さみだれ」が現場海域に向かい、乗組員に対して救助の要否を確認。救助を要請されたことから、「さみだれ」の隊員がダウ船の乗組員に聞き取りを実施。ソマリアのボサッソー港からイエメンのムッカラ港に向け航行中にエンジンが故障し約10日間、漂流していたもの。その後、飲料水、食料を提供しました。
「さみだれ」は、第151合同任務部隊(CTF151)司令部を通じ、イエメンの沿岸警備隊と調整。ダウ船を引渡し予定海域へ曳航、引き渡しました。
護衛艦「さみだれ」、護衛艦「さざなみ」は第17次派遣海賊対処行動水上部隊として派遣されており、両艦にSH-60J、SH-60K哨戒ヘリコプターが搭載されています。