アメリカ空軍航空機動軍団(AMC : Air Mobility Command)は、2013年5月3日にキルギス共和国で発生したKC135墜落事故の調査結果を発表しました。
事故機はカンザス州マッコーネル空軍基地(AFB)第22空中給油航空団のKC-135で、ワシントン州フェアチャイルドAFB第92空中給油航空団の乗員が、マナスのトランジット・センターからアフガニスタンに向かう際に起き、乗員3名が死亡しました。
事故調査委員会によると、事故機はフライトコントロール・システムの故障によりダッチロールを起こし、それに気付かない乗員が左旋回を始めたため、極端なストレスが機体にかかり機体尾部が分離、墜落に至ったとしています。
機体の故障、不充分な乗員訓練、不完全なチェックリスト利用、ダッチロール状態でのラダー使用、乗員構成、分かりにくい手順指導の6つの要因が同時に作用してしまったとしています。