LCCターミナル建設計画-成田実現遠のく、関空はANAに打診

LCCターミナル建設計画-成田実現遠のく、関空はANAに打診

格安航空会社(LCC)が日本に続々と上陸していますが、その流れに乗ろうと成田空港もLCCの積極的な誘致をめざしています。その切り札のひとつが、LCC専用ターミナルの建設ですが、その実現は遠のきそうです。

成田空港の試算で、LCCのコスト引き下げの圧力が強く、建設費を回収できないと判断。新たな経営計画に建設計画を含めないことになりました。成田空港の発着枠は、現在の年22万回からさらに増加するように地元と合意をめざしています。増加する発着枠で成田空港はLCCの就航をめざし、誘致は継続するそう。

一方、関西空港は同空港をハブにする計画を明らかにしている全日空のLCCに建設を打診。LCCは徹底的にローコストで運営することから困難な交渉になりそうです。

ちなみに、エア・アジアの本拠マレーシア、クアラルンプール。このLCC専用ターミナルは年間1300万人の利用で建設費は32億円。成田が50億円、関西が30億円ほどの建設費用もクアラルンプールと比べると高く、利用者も増やさないと費用対効果が合わないかもしれませんね。

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