セントレアのドリームリフター・オペレーションズ・センターが本稼動

セントレアのドリームリフター・オペレーションズ・センターが本稼動

ボーイングは2014年3月18日、中部国際空港(セントレア)に建設した787の部位保管庫「ドリームリフター・オペレーションズ・センター (Dreamlifter Operations Center:DOC)」を本稼動したと発表しました。ボーイングは、シアトル、チャールストンにもDOCは設置し、2013年末から稼動していますが、アメリカ以外でのDOCはセントレア施設が初めてです。

セントレアのDOCは、三菱重工業、川崎重工業、富士重工業の各社が中部地区で製造する787の部位を一時保管するために建設された施設です。2012年4月に建設を決定後、2012年7月に着工、2013年2月に完成、テストを繰り返し、本稼動に至りました。

これまれ787の部位は重工各社がドリームリフターの飛来スケジュールに合わせ、海路でセントレアに搬入し、シアトル、もしくはチャールストンのボーイング施設に輸送されるシステムで運用していました。ただし、天候不順など、セントレアへオンタイムで搬入が困難な状況も想定され、安定した輸送システムを確立するため、DOCが設置され、さらに安定した効率性の高い輸送システムが完成します。

ボーイングは787を月産12機、さらに14機へ増産計画を掲げ、これを実現するための大きな前進としています。

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