アリゾナ州ルーク空軍基地(AFB)で開催されたエアショーで2014年3月15日と3月16日、F-35AライトニングIIとP-38ライトニングの編隊飛行が実現しました。
P-38ライトニングは、第二次大戦中に「双胴の悪魔」と呼ばれたロッキード社製の双発戦闘機で、飛行したのはカリフォルニア州チノのプレーンズ・オブ・フェイム航空博物館の所蔵機です。パイロットは同博物館館長のスティーブ・ヒントン氏です。
F-35ライトニングIIは、A-10やF-16、AV-8B、F/A-18の後継機となるステルス戦闘攻撃機で、ロッキード・マーティンが開発・生産しています。ライトニングIIという愛称は、ロッキードの傑作戦闘機P-38ライトニングにあやかったものであることは言うまでもありません。今回のパイロットはフロリダ州エグリン空軍基地第33戦闘航空団司令のトッド・カンタベリー大佐でした。
ルーク空軍基地には3月にF-35Aが初めて配備されたばかりで、エアショー前日の3月14日に到着記念式典を開催しました。
ライトニングという名称は、イギリス空軍がEEライトニングで使用しているほか、イタリア空軍はMC.202フォルゴーレ(Folgore : 稲妻)、日本にも海軍局地戦闘機「雷電」という航空機もあります。