JAL、787にも「SKY SUITE」導入 777、767、787でANAと競争へ

JAL、787にも「SKY SUITE」導入 777、767、787でANAと競争へ

日本航空(JAL)は777-300ERに導入している「SKY SUITE 777」が好評なことを受け、2014年度に787にフルフラットのビジネスクラスシート「SKY SUITE」を導入すると発表しました。2014年3月26日に公表した「2012~2016年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2014」で計画を明らかにしています。

これにより、欧米線に加え、2014年度下期の早い時期に中長距離路線の東南アジア線、ホノルル線のビジネスクラスがすべてフルフラット、シェルフラットシート装着機材となります。

SKY SUITEを装着した777、767、そして787を「プレミアム機材」と位置づけ、JALの戦略的な機材となります。これらの機材は全日空(ANA)と競合する羽田、成田発着路線に優先的に投入し、サービス施策、営業施策とあわせて競争力を維持、向上させいく計画です。

計画では2014年度に「SKY SUITE 777」が13機、「SKY SUITE 767」が9機となります。また、フルフラットのビジネスクラスシート「SKYSUITE」を装着した787も多くの路線で提供したいと明らかにしています。

こうした展開を踏まえ、2015年度以降は、成⻑に向けたネットワーク展開で首都圏では787を活用し、欧米新規路線の展開、既存中⻑距離路線の増便や機材変更を進める計画。安定した需要が見込まれる関⻄発着、中部発着ネットワークの充実についても改めて言及しています。

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