エアバスは2014年5月6日から、A350 XWBのMSN2をアメリカ・フロリダ州のエグリン空軍基地に併設されているマッキンリー極限気候研究所(McKinley Climatic Laboratory)で、その機体性能の検証を実施しています。3機目のA350 XWB飛行試験機「F-WWCF」を使い、成熟度を高め、操作性の検証を行っています。
試験は45度からマイナス45度の気温状況を作り出し、複数の気候や湿度で機体の状態を確認しています。
マッキンリー極限気候研究所の格納庫内で機内エンターテイメント、エアコン、ギャレー、水の流れ、廃棄物システムの動作を確認したほか、鎖につなげ固定してエンジンの始動などを行いました。
ちなみに、A350 XWBはこれまでこの研究所で試験を実施した航空機で最も大きい機体。このため、研究所スタッフは検証スタートの6カ月前から準備に取りかかったそうです。
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■寒冷テスト時のコクピット内
■高温時のテスト
■テスト終了