豊田通商、MRO事業に本格参入へ アメリカ企業と業務提携

豊田通商、MRO事業に本格参入へ アメリカ企業と業務提携

豊田通商は2014年6月10日、民間航空機のアフターサービス市場へ参入を目指すと発表しました。アメリカでメンテナンス・リペア・オーバーホール(MRO:保守、点検、修理)事業を手がけるTexas Pneumatic Systems、Turbine Fuel Systems(TPSグループ)と5月30日付で、航空アフターサービス事業での業務提携の覚書を締結しました。

提携を通じ、豊田通商はTPSグループのアメリカの修理工場、倉庫などMROネットワークを活用し、日本の航空機、部品メーカーなどの航空機関連メーカー、航空会社などの航空事業者向けにMROサービスを提供します。TPSグループは、豊田通商グループのグローバルなネットワーク、物流ノウハウを活用し、アメリカ以外での事業展開を目指します。

MRO市場規模は、2014年の約577億ドルから今後10年間で、1.5倍の約868億ドルに達すると予想されています。こうした市場動向を背景に、豊田通商ではMRO事業のグローバルネットワークを構築し、日系企業のMRO拠点を充実させ、日本の航空産業の事業展開を支援していくとしています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く