アメリカのチャック・ヘーゲル国防長官は、2014年6月14日、イラク情勢の緊迫化を受けて空母USSジョージH.W.ブッシュ(CVN-77)を、北アラビア海からアラビア湾へ移動するよう命令しました。
国防総省の報道官、ジョン・カービー海軍少将は、イラクのアメリカ人の生命や権益を守るための軍事的選択肢をオバマ大統領に提供する目的と話しています。
ブッシュはイージス巡洋艦USSフィリピンシー(CG-58)と、イージス駆逐艦USSトラクスタン(DDG-103)を従えて、6月14日夕方には配置に付いた模様です。
ブッシュ空母打撃群は、2014年2月15日から第5艦隊担当海域に入り、パトロール航海を続けています。ブッシュには以下の第8空母航空団(CVW-8)が搭載されています。
■空母ジョージH.W.ブッシュ 搭載飛行隊 / 搭載機
・第31戦闘攻撃飛行隊(VFA-31)トムキャッターズ F/A-18E
・第213戦闘攻撃飛行隊(VFA-213)ブラックライオンズ F/A-18F
・第15戦闘攻撃飛行隊(VFA-15)バリオンズ F/A-18C(N)
・第87戦闘攻撃飛行隊(VFA-87)ゴールデンウォーリアーズ F/A-18C(N)
・第134電子攻撃飛行隊(VAQ-134)ガルーダズ EA-6B
・第124早期警戒飛行隊(VAW-124)ベアエーセス E-2C
・第9海上戦闘ヘリコプター飛行隊(HSC-9)トライデンツ MH-60S
・第70海上攻撃ヘリコプター飛行隊(HSM-70)スパルタンズ MH-60R