737 MAXに搭載するLEAP-1Bエンジン、地上試験を開始

737 MAXに搭載するLEAP-1Bエンジン、地上試験を開始

CFMインターナショナルは2014年6月19日、ボーイングが開発している737 MAXに搭載するエンジン、LEAP-1Bエンジンの地上試験を開始したと発表しました。予定より3日間早い、6月13日にエンジンの稼働が行われました。

試験は、フランスのヴィラロッシュ(Villaroche)にあるスネクマの施設で行われました。この試験は、離陸推力に到達する前の、エンジン稼働テストを数回にわたり実施したものです。

ボーイングでは2017年に単通路機の737 MAXを市場に投入する計画で、その最新鋭機に搭載されるLEAP-1Bエンジンは2016年に型式証明を取得する予定です。これにより737 MAXは、737NGのオリジナルと比べると20%、改良型と比べても14%の燃費効率が高まります。

LEAP-1Bエンジンの試験は今後数週間、動作、操作性、エンジンストールなどを確認し、炭素繊維複合ファンで構成する技術検証を進めていきます。

CFMインターナショナルは各航空機メーカーが開発中の新型機に搭載するLEAPエンジンの開発を手がけており、LEAP-1AエンジンがA320neo、LEAP-1Bエンジンが737 MAXシリーズ、LEAP-1Cエンジンが中国商用飛機有限公司(COMAC)のC919に搭載される計画です。

LEAP-1B

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