デルタ航空博物館、アトランタ空港近くにオープン 85年の航空史を紹介

デルタ航空博物館、アトランタ空港近くにオープン 85年の航空史を紹介

デルタ航空は2014年6月17日、アトランタ国際空港近くの同社本社に隣接し、「デルタ航空博物館(Delta Flight Museum)」をリニューアルオープンしました。広さ6万8,000平方フィートの航空博物館で、85年間にわたるデルタ航空の歴史、民間航空産業の発展の軌跡を、航空機やユニフォームなどの展示で紹介しています。

Delta Flight Museum 1

6月17日はデルタ航空にとって記念の日にあたり、1929年6月17日にテキサス州ダラスからミシシッピー州ジャクソンへ初の旅客便を運航してから、ちょうど85周年です。

デルタ航空博物館は、1940年代にデルタが使用していた2つのハンガーを基に作られた建物で、これを大幅に改装し、博物館として一般公開しました。建物を含むデルタ航空博物館は、2011年に航空史跡(Historic Aerospace Site)として指定されています。

博物館に展示されている展示品の多くは、はじめて一般公開されます。常設展示には、1929年にデルタ航空初の旅客便に使用された航空機に近い型のトラベルエアー6Bセダン機、1982年に従業員が資金を出して会社のために購入した有名な767-200の「スピリット・オブ・デルタ」(N102DA)、従業員とボランティアによる修復作業を終えたDC-3など、歴史的な5機の航空機が含まれます。

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博物館には客席117席をもつ劇場と、ロッキード L-1011トライスターの胴体部分を使用した30席の会議室、コンベア880機のコックピット展示、ボーイング737-200のフルモーション・シミュレーターの体験コーナーなどがあります。

博物館ではツアーでは、農薬散布の会社として起業した当時から始まり、初期のプロペラ機時代の旅客サービス、ジェット機時代と流れにそって案内してくれるほか、自由に展示品を見学することも可能です。体験型アクティビティ、モデルプレーンやデルタ航空ロゴ入りグッズ、航空関連アイテム、Tシャツやアクセサリーなどを購入できるギフトショップも併設されています。

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入館料は18歳以上の大人が12ドル、65歳以上は9ドル、5歳から17歳は6ドル、4歳以下は無料です。

ちなみにこの博物館を訪問したい場合は、デルタ航空のスタッフも愛用する「ルネッサンス・コンコース・アトランタ・エアポート・ホテル」の利用がおすすめです。博物館に近く、滑走路側を指定できると、8L/26Rに離着陸する航空機の撮影なども楽しめます。

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