アメリカ海軍航空システム軍団は、2014年6月30日、F/A-18E/FスーパーホーネットとEA-18Gグラウラー44機をボーイングに発注したと発表しました。F/A-18シリーズ最後の発注となる見通しです。
アメリカ海軍は、オーストラリア空軍向けのEA-18G 12機を含めて2016会計年度末までに、すべてのスーパーホーネットとグラウラーを受領します。2020年代前半から2030年代まで、アメリカ海軍の空母艦上にはスーパーホーネット/グラウラーとF-35CライトニングIIが混在することになります。
現在ホーネットとスーパーホーネット、グラウラーはアメリカ海軍43の飛行隊と、アメリカ海兵隊11の飛行隊に配備され、そのほか14の訓練や試験、予備役、デモンストレーション飛行隊に配備されています。海外では、カナダ、スペイン、フィンランド、クウェート、マレーシア、スイス、オーストラリアがホーネットを採用し、オーストラリアはスーパーホーネットとグラウラーも採用しています。
ボーイングはこの生産が終わると、マクダネル・ダグラスから受け継いだセントルイス工場で生産する戦闘機はF-15のみとなり、F-15もサウジアラビア向けのF-15SA以降の受注はありません。