ロックウェル・コリンズは2014年7月7日、乗客のセキュリティチェックの流れを改善する検査システム(ARINC passenger reconciliation system)の「ARINC VeriPax」を、サンパウロ国際空港に導入したと発表しました。「ARINC VeriPax」の第1弾は、サッカーのワールドカップの開幕に先立ち、6月12日に導入されました。
このシステムは2Dバーコード・スキャナーによって搭乗券を読み取り、自動的、また瞬時にフライト情報システムにアクセスし、乗客を選別し、検査の完了を判断し、必要な場合には検査員に対して注意情報を提供します。将来的には、システムが航空会社のホストシステムとも連携し、乗客の選別作業を行います。
これにより、検査場で乗客の待ち時間を減らし、チェックインのプロセスを合理化することができます。システムの導入で、15%から20%の待ち時間の減少につながり、サンパウロ国際空港ではワールドカップ開催にあたり、多くの旅客の訪問が予想されており、快適なチェックインの一連の手続きが提供できたとしています。
このシステムはターミナル3に導入されており、今後はターミナル1、2、4にも導入される予定です。