エアバスは2014年7月10日、エミレーツ航空に同社A380で50機目となる機体記号(レジ)「A6-EEX」を引き渡ししました。製造番号「MSN 154」で、これまで航空会社に導入されたA380は136機を数えています。
エミレーツ航空のティム・クラーク社長は「エミレーツは歴史上のどの航空会社と比べても最速で成長、特に過去4年間は驚異的な伸びを示している。さらに成長は高い搭乗率と収益性を維持しており、ドバイを経由して世界のほぼすべてを結ぶグローバルハブ、世界クラスのサービス、ビジネスモデルの強さによるもの」と語りました。
エミレーツではA380を旅客移動の多い幹線に加え、需要があるものの発着枠に制約のある空港で、特に効率的に旅客輸送ができるとしており、今後もA380の導入を行います。2017年までにA380は90機に到達する計画で、搭乗客には快適な空の旅を提供するとしています。
エミレーツは2008年7月に同社初号機となるレジ「A6-EDA」を導入、いずれもエンジン・アライアンス製のGP7200エンジンを搭載しています。2012年10月に引き渡しされた「A6-EDY」で25機目を記録していますが、2013年には13機を導入するなどこの2年の引き渡しペースは加速しています。エミレーツは合計140機のA380を発注しています。
なお、「A6-EEX」のデリバリーフライトは人道支援の救援物資41トンを搭載し、ドバイでの国連の活動に使用されます。