タレス・アレーニア・スペース、シグナスOrb-2の打ち上げ成功で声明

タレス・アレーニア・スペース、シグナスOrb-2の打ち上げ成功で声明

フランスのタレス・アレーニア・スペースは2014年7月13日、オービタル・サイエンシズによる、アンタレス・ロケットによるシグナス補給船運用2号機(Orb-2)の打ち上げに関して声明を発表しました。

同社はシグナスの与圧カーゴ・モジュール(PCM、Pressurized Cargo Module)を製造し、オービタル・サイエンシズに供給しています。またかつては、そのモジュールの基となった、スペースシャトルに搭載されていた多目的補給モジュール(MPLM)の製造も手掛けた経験を持ちます。

シグナスOrb-2は、アメリカ東部夏時間2014年7月13日12時52分(日本時間2014年7月14日1時52分)に、アメリカ・ヴァージニア州にある、アメリカ航空宇宙局のワロップス飛行施設内にあるロケット発射場から打ち上げられました。

船内には国際宇宙ステーション(ISS)へ向けた補給物資が約2,000キログラム積まれており、16日に国際宇宙ステーションに到着。宇宙飛行士によって貨物が運び出されます。その後約30日間係留され、ISSで発生したゴミを積んで出発。地球の大気圏に落とされ、焼却処分される予定です。

今回のミッションは、シグナスにとって3回目の宇宙飛行であり、またNASAとの商業補給サービス(CRS)契約に基づく、2回目のミッションとなります。同社では今後合計9つのPCMをシグナスのために供給する予定で、また後半の5機に対しては、搭載量を2,700キログラムまで増やしたPCMを供給する予定です。

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