JAL、32機のMRJ導入で基本合意 ジェイ・エアの国内線で運航へ

JAL、32機のMRJ導入で基本合意 ジェイ・エアの国内線で運航へ

日本航空(JAL)と三菱航空機は2014年8月28日、MRJの契約について共同で記者会見を開きました。JALは地方路線を運航するジェイ・エア向けにMRJを計32機を導入することで基本合意しました。カタログ価格でおよそ1,500億円となります。

MRJの飛行試験機初号機 1

この導入は2021年をめどとしており、国内線で運航します。ジェイ・エアは現在、ボンバルディアのCRJ-200ERを9機、ERJ-170-100を15機、計24機を保有しています。

三菱航空機は2014年にミャンマーのマンダレー航空とMRJ-90の10機、アメリカのイースタン航空とMRJ-90の40機を受注しています。今回の受注で2014年に82機となります。また、ローンチカスタマーとなる全日空(ANA)の契約とあわせ、日本の2社が導入を決めたことで、秋にも予定されているロールアウト、その後の試験にもはずみがつきそうです。

JAL塗装のMRJ

今回の基本合意を受け、JALでは航空会社として保有するノウハウを活用し、MRJの導入に加え、三菱航空機への全面的な支援を行い、国産ジェット旅客機の誕生に貢献するとしています。

<写真提供:三菱航空機>

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