アメリカン航空は2014年9月10日、客室乗務員も9月1日から電子マニュアルの使用を開始したと発表しました。アメリカ連邦航空局(FAA)から認可を得たもので、コクピットに続き、客室でもペーパーレス化を実現しました。
アメリカン航空はコクピットのペーパレス化も最も早く、客室でも最初に取り組んでいます。これにより客室乗務員はタブレットから電子マニュアルを参照することが可能になります。
この認可により、同社では客室乗務員の作業環境が向上し、より迅速に安全に関する重要な情報を共有することができるほか、乗客へのより良いサービスにつながるとしています。
アメリカン航空は、6カ月間のテスト運用を終え、9月1日から正式に電子マニュアルを導入しました。タブレットを使用し、マニュアルをはじめ、プレミアム顧客、特別食、接続便のゲートなど、リアルタイムの情報を客室乗務員に提供します。
なお、タブレットのみの訓練を行った客室乗務員が2014年10月に卒業し、乗務を行う予定です。さらにUSエアウェイズの客室乗務員は、アメリカン航空との単一ブランドとなる2015年半ばに導入される予定です。