ボーイングは2014年9月20日、エチオピア航空から737 MAX 8を20機受注したと発表しました。ボーイングの発注・納入機数一覧(Orders & Deliveries)にはすでに、顧客名非公表として追加されていた発注です。
確定発注額は21億ドル超で、契約は15機の737 MAX 8のオプション権が含まれています。アフリカの航空会社によるボーイングへの発注では、過去最大の発注額となります。
エチオピア航空は路線拡大戦略「ビジョン2025」を策定しており、この発注はその戦略を裏打ちするものです。同社は「ビジョン2025」で年間1,800万人の旅客数を目指しており、737 MAX 8は単通路機の戦略的な機材となります。エチオピア航空の保有機のうち、737は737-700と737-800を15機保有しており、オプションを含む最大35機の導入で機材更新、機材増加による路線拡大を進めます。
なお、リージョナル路線に投入するDHC-8-400(Q400)とMD-80を除き、エチオピア航空は737、757、767、777、787と全てボーイング機材で構成しています。